人型ロボット「FF Nova」が2,490ドルで登場、子ども向けの小型機は299ドル

人型ロボット発表・報道 2026年10月15日|ロボット.shop編集部がまとめた日 2026年10月20日

電気自動車の会社として知られる米ファラデー・フューチャー(FF)と、その関連会社のFF EAI Robotics(FFR)が、2026年10月15日(米国東部時間)に人型ロボット「FF Nova」と小型版「FF Nova Mini」を発表しました。値段を2,500ドルより下に抑え、まずはロボットを動かすプログラムを書く開発者や、学校の授業で使う人に売るという計画です。

動画:Faraday Future の公式 YouTube チャンネル(@Faradayfuture)「1014 FFR × FFAI Joint New Product Series Launch Event」・確認日 2026年10月20日
このニュースの要点
  • FF Nova は2,490ドル。関節の動く軸(自由度)は20。開発用のソフトのセットは別に390ドル
  • 子ども向けの FF Nova Mini は299ドル。対象は8歳以上で、重さは1kg未満
  • Nova は最初の100台を招待制で売り、そのうち20台はすぐに届けられるとしている。一般向けの発売日はまだ出ていない

何が発表されたのか

発表されたのは2つの機種です。大きい方の FF Nova は、プログラムを書いてロボットの動きを試したい開発者、大学、学校向けの人型ロボットです。小さい方の FF Nova Mini は、8歳以上の子どもが教室や家でプログラミングを学ぶためのロボットとして売られます。

発表文で、両社は Nova を「米国で2,500ドル未満で売られる最初の身体を持つAIの人型ロボット」と呼んでいます。これは会社の言い分で、ほかに同じ価格帯の機種が無いかを第三者が確かめた資料は見当たりません。報道したテック系メディアの TNW も、この言い分は確かめていないと書いています。

数字で見る2機種

項目FF NovaFF Nova Mini
価格(米ドル)2,490ドル299ドル
主な買い手開発者・大学・学校8歳以上の子ども(教室・放課後・家庭)
大きさ・重さ発表文には記載なし(TNW は高さ49.7cm・重さ2.8kgと報道)1kg未満・アルミ合金の骨組み
関節の自由度20記載なし
別売り開発用ソフトのセット 390ドルオンライン授業16回(2か月)499ドル
売り方第1段階は招待制で100台まで発表と同時に発売

Nova の申し込みは開発者向けのサイトで7日間だけ受け付けるとされています。第2段階として開発者と教育機関すべてに、第3段階として一般の消費者に広げる計画ですが、どちらも日付は出ていません。

どんなことができるのか

TNW の報道によると、Nova は歩く、手を振る、転んでも自分で起き上がる、といった動きができ、足元に付け外しできる車輪の台があります。ロボットのソフトを作るときによく使われる ROS 2 という仕組みにも対応しています。

開発者向けには、米エヌビディアのロボット用の仕組み(Isaac)を使った練習の場が用意され、新しい動きをまず画面の中の仮想の空間で試してから、実物のロボットに移せるようにしています。Mini の方は、ブロックを並べて命令を組み立てる子ども向けのプログラミングで動かします。

この発表をどう読むか

同じ時期に米国で売り出された人型ロボットと比べると、たとえば中国 Astribot の T1(高さ約1.55m)は米国で18,000ドルからで、Nova はその7分の1ほどの値段です(編集部の計算)。ただし大きさも役割も違います。Nova は高さ50cmほどの小型機で、重い物を運んだり家事をしたりするための機械ではありません。人型ロボットを動かすソフトを学ぶための教材と考えると分かりやすい製品です。

同じ日に、FFR が FF のロボット事業を株式の交換で買い取る取引(約2億ドル相当)も伝えられています。TNW は、ロボット事業が9月末までに817台を出荷したという数字も紹介していますが、これは別の報道からの引用です。

日本から買えるのか

発表文に書かれている売り場は、FF の公式サイト、FF のオンラインの売り場、Amazon の公式ストアなどで、日本向けの販売や日本語での案内については書かれていません。日本の電波の決まりや電源の形に合っているかも発表には出ていないため、日本で使うことを考えるなら、正式な案内が出るのを待つのが確実です。

2026年10月20日時点で、まだ発表されていないこと
  • Nova を一般の開発者・学校・消費者に広く売り始める日付
  • 日本での販売や、日本の技術基準(電波など)への対応
  • Nova の電池がどのくらい持つか、どのくらいの重さの物を持てるか
出典(編集部が原文を読んだ発表・報道)
  1. FF EAI Robotics (FFR) and FF Jointly Launch FF Nova ...(PR Newswire・公式発表)(2026年10月15日)
  2. Astribot brings its T1 humanoid robot to North America(Robotics & Automation News・比べた機種の数字)(2026年10月2日)
  3. Faraday Future unveils a $2,490 humanoid robot for developers and schools(TNW)(2026年10月16日)

このページは、各社の公式発表と報道をもとに編集部が日本語でまとめたものです。価格・発売時期・仕様は発表の時点のもので、変わることがあります。最新の情報と購入の条件は、各社の公式サイトでご確認ください。当サイトはロボットの販売や紹介料を受け取る案内はしていません。

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